元気出せ!アラフォー。やっと俺らの時代がきたぞ。
俺らいっつも損してるよなあ。
バブル最盛期、高校時代やから恩恵なし。
大学入ったころから景気低迷、97年の就活時はすでに氷河期。
ついでに言えば微妙なお年頃の中学時代、市の政策で男児は強制的に丸刈り、今やったらこんな十把一絡げなこと考えられへん。
おまけに、高校卒業と同時に校舎建て替え、トイレの匂いに苦しんだ3年間返せ。
失われた20年間で給料ほとんど上がったためしなし。終身雇用なんて信じたことない。たぶん転職が特別じゃなくなったのも俺ら世代ぐらいからか。
それだけ「ここにいれば安心」みたいな神話は全く実感したことない。
子どもの教育費も高くなる一方。昔こんな私立進学当然でしょみたいな風潮やったっけ?
人が多いから、上がつかえてなかなか管理職にならないし。何?部下ゼロの部長って。
しかも、両親は元気で年金で悠々自適の生活満喫してるのに、俺ら子どもたち少なくて老後の年金絶対払い損やし。
きっと負の団塊ジュニアあるあるで一晩飲み明かせるよ。
でも来たよ!ついに来たよ。俺らの時代!
そんな勇気を奮い立たせてくれる本が出た。
- 作者: 常見陽平,おおたとしまさ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 新書
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仕事ではちょうど上司と部下に挟まれ、家庭ではまだまだ元気だけど少しずつ老後と健康が心配な両親と、これからの反抗期と教育問題で悩みがつきない子どもに挟まれ、いろんな心配と悩みMAX。
でもそんなアラフォー世代、一学年200万人もいるよ。10年間足したら2,000万人!
日本の人口の6分の1がこの10年に集中してるよ。
いっつも人口が多くてなんか割を食ってる気分になってた俺ら。仕事でも家庭でも人生でも真ん中ってことは、良くも悪くもカギを握る現役・中心世代。言いようによったら、俺らが束になったらいろんなトレンド起こせるんじゃない?
思い返せば小学校時代毎週の少年ジャンプで盛り上がり、途中から登場したファミコンに熱狂し、中高ではバンドに走りカラオケを始め、ちょっとおしゃれにポケベルで通信したりして、何かと時代の転換の中心にいた。
大人になってからもパソコン、インターネット、スマホ、それなりについていけてる。
悪くないやん。今からでも遅くないやん。
大学卒業していつのまにか17年。もう俺も40になるよ。
でもいいやん。
俺らが新人時代ひそかに思ってたように、若手に「古!」とか思われながらも、カラオケで往年のトレンディドラマの主題歌で盛り上がってもいいやん。だっておれらmajorityだから。
悩み上等、このマスパワー。一人一人が立ち上がったらきっと日本の未来も明るいよ。子供世代にもいい夢見せられるよ。