小さな勇気
今日は挨拶回りのため、直接外勤先に行った。
いつもと違って東京までの電車に乗る。
いつもより少し遅い時間だけど、それでもラッシュの名残で乗客は多い。
電車に乗ってたらどこからともなく、小さいお子さんのぐずる声が聞こえてきた。
見ると家族で何処か遠出する感じ。
そうか、東京からどこかにいくんだな。
必死に子供をあやす。
そうなんだよ。
わかる、その気持ち。
どうしても電車に乗らないといけない局面はある。
でも特に朝夕のラッシュ時は子供なんてお呼びでない。
親たちもそれを痛いほどわかってるだけに、どうか大人しくしててねと祈りながら乗ってる。
でも子供達は敏感なので、そんな親たちの緊張感すら違和感に感じ取って不安に感じる。
ああ、かわいそう。
公共の交通機関なので、誰かが遠慮すべきというものでもないはず。
しかも幼い子供は、自らを自制することなんてできない。
でも何か受け入れない雰囲気が緊張感を増す。
「どうぞ」
近くにいた若い人が赤ちゃんを抱えるお母さんに席を譲った。
とたんに空気が和むのを感じる。
そうなんだ、ほんとはみんな悪い人じゃない。
ほんのちょっと勇気が必要なだけだったんだ。
みんな優しい気持ちでいられたら、みんなもっと幸せな気分をお互い与えられるだろうに、と感じた今朝の出来事。
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