iphoneなくした!そしたら幸せがふってきた。
昨日は、「リア充」なんか一生無理。 リア充相対性理論 - アラフォー父ちゃんでもんもんと思い悩んでみたりしたけど、今日は一転すっきり快晴な気分。
まあ結局人の気分なんて、その日その日で浮き沈みありまくり。
それもこれも昨夜の嬉しい出来事のおかげ。
昨日たまたま仕事が片付いたのでいつもより早めに家に帰ることにした。
家族がまだ起きたりしてるだろう時間は、きまって何か買い物をして帰るので、最寄り駅に着いてから妻の携帯に電話することにした。
でも出ない。
まあそれも良くあることなので、自宅にかけ直す。
「はい、、、」
おっ、なんか懐かしい。この消え入りそうなどうしようもなく頼りない感じ。
なんかあったか。
昔遠距離恋愛してた時、毎日のように電話してたけど、まあおよそ銀行員向きじゃない今の妻が、その日どんな失敗をしでかしたのか、第一声がそのバロメーターになってた。
当時のそれに近い。というか近年稀に見るテンパり様。
「今日なんか買って帰るもんある?」
「携帯ないの。。」
全く会話になってないけど、状況は読めた。
そりゃスマホなくした時の衝撃はよくわかる。
でもここはダテに長年夫婦やってない。
さっそく得意の冷静モード発動。
まずどうやったら失くしたiphoneを止められるか、どうやったら探し出せるかとか考えながらも、とりあえず携帯にかけてみる。
「はい、、」
思いがけず男性の返事が返って来た。
「あれ?あの~、誰ですか?」
と、かけた本人が聞き直したりして。
「なんか鳴ってたんで取りました。」
聞くと、普段息子が通ってる習い事のそばの裏道を、帰宅途中にたまたま通りかかった男性が反応してくれたみたい。
なんてラッキー!!
その人が神様のように思えた。
結局そばの習い事の受付に預けてもらうことになった。
でもこっちもただで引き下がるわけにはいかない。
「あの、お礼をしたいのでお名前と連絡先を。。」
「いや、別にたいした話じゃないのでいいですよ。」
出たよ!
「別に名乗るほどのもんじゃありません」的な感じ。
格好よすぎる。
ゴリ押しするのも悪いので、とりあえずそこは感謝の意を伝え、電話を終える。
でもなんかこっちの気が済まない。
預けてもらう先の習い事のところに電話して、事情を話してそれとなく連絡先を確認しておいて欲しいと伝える。
自宅に帰るとまあ見事に絵に描いたようにうろたえる妻が今にも探しに行こうと必死の形相で待ち構えていた。
「見つかったよ!」「え、なんで?!どこでどこで?」と状況の読めない妻。
ひととおり説明しながら、妻のかばんから車の鍵を取り出し「とにかく行ってくるわ」。
それにしても、鍵を取り出しながら気づいたけど、妻のかばんには家電話の子機が入ってた。
まあ、わかるよ、携帯ないし何か連絡とらないといけないし。
でも意味ないよ、妻。
とにかく車を飛ばして携帯をもらいに行く。
受付に着いて声を掛けると、「ああ、先ほどの、、」という感じで、すんなり携帯が返って来た。
しかも結局その男性、名前は残さず立ち去られたらしい。
何これ?!
めっちゃ格好いい。
ちょうど悶々とした気持ちを昨日の記事に込めてた直後だっただけに、このすがすがしさにすっかり打ちのめされた。
なんかうじうじ悩んでたことが、すっかり洗い流された感じ。
そう、これなのよね。
10年ほど前、「pay forward」という映画があった。
自分が受けた恩を、三倍にして「恩送り」をすることで、その連鎖が世界をhappyにするという。
三倍にして返せるかどうかはともかく、ちょっとした善意ってどれだけ尊く嬉しいことか、強烈に気づかされた。
善意を受ける人はもちろん嬉しい。
でもささやかに善意を施す側もきっと「おっ?!なんか今日俺いいことした」と悪くない気分になる。
こんな双方win-winになれること、そうそうないよね。
くよくよ悩んでるぐらいなら、困ってる人にちょっとした善意を与える方が、どんだけ心豊かになれるか。
町田に住んでる、そのお兄さん!
昨日は本当にありがとう!!
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