アラフォー父ちゃん

仕事、家庭、育児、人生、惑いまくりの名もなき団塊ジュニアのつぶやき

結婚をためらう人から、「結婚ってほんとにそんなにいいもんなんですか?」と聞かれた

「結婚ってほんとにそんなにいいもんなんですか?」
飲み会の席でストレートに聞かれた。

 うーーん。

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結婚してはや14年、毎日家事に育児にてんやわんや。
結婚ってなんの意味があるのか、どうして結婚するのか、以前一度まとめたものだけど、そろそろ家族から遠く離れたミャンマーで寂しくなってきた気持ちでもう一度考えてみた。

 

結婚したら嫌なこと、、

 

好きな時に好きなことを出来なくなる。
自分勝手に買ったり食べたりできなくなる。
しょうもないところで文化の違いを感じて衝突する。仕事場や外では決して買わないけんかを、わかっててあえて買いにいったり、お互いの神経がむき出しになるので神経戦に疲れたりしょっちゅうする。

 

それより一番悲しいのはどっちが先かどうかはともかく、今生の別れという悲しみと向き合わないといけない。
いや、もしかするとどちらかが病気で倒れたり、認知症になったりしてそれ以前に苦しみが訪れるかもしれない。


でも、その代わり一緒にいたら、悲しい時、その悲しみを分け合って和らげてくれる。たまにはね。
嬉しい時、一緒に喜び合うことで、喜びが倍になる。これもたまにはね。

 

まあ、要は何気なくいつもそばにいるという空気感がいいのかな。

 

結婚するまではお互い恋愛関係で正面で見つめあってるけど、結婚したらお互いの傍らに立って同じ方向を見ることができるようになる。
自分の人生がどうなるのか、どうしたいのかなかなか見出しにくい不確実な現代で、この先何十年にわたって遠い未来を一緒に見つめながら、歩いていける、そんな心の拠り所を得ることができるのが結婚なんだろうと思う。

 

人はみな完全ではないだけにいつも不安や悩みにさいなまれる。
ちょっと八つ当たりしたり感情をむき出しにしたいこともある。
そんな時、いつも一緒に人生を並走する伴侶を得ることで、その不完全な部分や状態を補い合ったりやわらげあったりできるものかも。

 

そしてさらに子供ができたら、、

 

しんどいよ~。

 

まあ、見事に自分に似た部分を持つ子供達が出てくる。そしてよりによって自分の嫌なところが見事に子供に投影される。。

毎日自分の鏡のような子供の言動を目の当たりにすると、「こいつむかつく」とか「なんでこんな性格似たんだろう」と嘆くことしきり。


でも、自分の鏡だけに良くも悪くも自分の背筋を正さなくてはいけなくなる。

そして何よりも、子供のおかげで心から利他の精神が生まれる自分より大切なものを得ることができる。
加えてそれを生んでくれた妻にも感謝の気持ちも芽生える。たまには。

 

そういうかけがえのない大切なものたちが周りにいたら、きっと死ぬとき悔いはないかも。

 

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