ああ、甘え上手が羨ましい。しっかり者の憂鬱
ミャンマー出張が終わっていよいよラストスパート。
仕掛り事項を片付けながら、引継書も作り始める。
いろいろ曰くのある難しい案件が多かったので、ある程度その経緯も書いておかないとと書き始めるが、その頃の困難や心境も蘇ってくる。
特に一番辛かった去年の秋ごろ。
40近くにもなると、自他ともに認める自分の性格があって、良くも悪くもそれは変えられようがない。
ある意味良いところも悪いところも含めて、自分と思って観念するしかないけど、僕の場合、冷静とかバランスがいいとか安定感があるとかが一番よく言われること。
それは仕事をする上では信頼につながるので悪くない。
まあ要はバリバリのA型長男タイプなわけで。
もちろんうまく行ってる時はそれでいい。
でもいつも上手く行ってる訳ではなくて、結構壁にぶち当たって悩んだり落ち込んだりしてるのよ、本当は。
まさに去年の秋ごろがそんな感じだった。
困難にぶち当たってる時の心の動きはこんな感じ。
1. 困難にぶち当たる。
2. 懸命に自分で解決しようと考える。何が良くないのか考える。とにかく自分で考える。
3. 普段冷静な上、いつも以上に必死に考えるから余計テンパった様子がわかりにくい。
4. そもそも、冷静を装いたいわけではないけど、七転八倒する姿が見せられない、見せ方がわからない。
5. それでも事態が好転しないといよいよしんどくなって、どうしてこうなったんだろう、何を変えたらいいんだろう、と落ち込む理由にまで掘り下げて考え込んでしまう。
6. この頃誰かに打ち明けようかとも思うけど、あの人はわからないだろうなあ、この人に言ってもしょうがないか、とこれまたいろいろ相談相手を考えてるうちに、やっぱり相談しても結局は自分で解決しないとと思って、また自分にこもる。
7. 何か気分転換をしたいと強く思い始める。ちょっと気分転換するけど、結局根本解決にならないと思い悩む。もうちょっと言うと誰かに甘えてみたいなと思ったりもするけど、そもそもそんな柄じゃないので、そうすることすら自分にはハードルが高くて諦める。
8. そろそろ悩みMAX、誰も気付かないだろうけど、それとなく周囲に「最近けっこうきついのよね」とボソッとつぶやく。だからと言って誰かを頼るわけでもない。
9. でも、しっかり者がボソッと弱音を吐くのは実は自分としては相当大きなことで、「心の内を打ち明けちゃった」的な感じ、少し荷物が軽くなった感じ。
10.そうなってくるとだんだん快方に向かって気分も晴れてくる。堂々巡りが解決し始めて、物事がうまく回り始める。
11. 解決。
いやあ、自分で書いておいて言うのもなんだけど、相当わかりにくい性格してるわ~。
自分の場合は、社会的にはシャイとは言わないけど、パーソナルには感情をストレートに出せないという意味で、相当シャイと言えるので、それがさらにわかりにくさを倍増させてる。
本当のことを言いたい。
ほんとは人知れず苦しんでて、救いを求めたり甘えてみたりしたいのよ。
情けないほど甘えるのが下手なので、周囲に気づかれないだけで。
でもきっと世の中のしっかり者のみなさんも多かれ少なかれこんな感じなのかなと思う。
だから世の中のしっかりしてそうな人がボソッと弱音を吐いてたら、実は超わかりにくいSOSかもしれないのでいたわってやってください。
もし、気になってる人がしっかり者だったら、そんな時「どうしたの?」と聞き役に回ってあげたら超脈ありかも。
普段自分一人で考えてることをきっと話し始めると思うよ。
そして、「この人には自分の心を開けるかも」と思ってくれるかも。
でも注意してください。
しっかり者は結局自分で解決するから、アドバイスをもらっても、参考程度にしか聞いてないから。
ただ頷きながら手でも握ってあげるとそれだけで最高。
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