なかなか面と向かっては言わないけど、本当は先輩社員が新人に期待してること
始まりました、新年度。
うちの会社にも新人達が入ってきた。
今日は新人を迎える先輩目線でひとこと。
最初の数日ぐらいはきっと新入社員向け研修があるので、これから一緒にキャリアを歩むことになる同期たちとまだ少しは学生気分で密な時間を過ごすだろう。
でもそのうちドキドキの配属の瞬間がやってくる。
初めての上司、タテヨコの人間関係、そして自分の指導員になる先輩。
仕事はといえば、いろんな専門用語が飛び交ったりして、いろんなお作法がわからない。
誰に何を聞くべきか、どの書類をどう扱うのか。
忙しそうだけどこんなことを聞いていいのか。
いろいろ戸惑うだろう。
でも何でも聞けるのは最初のうち、そして先輩方はいつも忙しいので、いちいちタイミングを計ってたら時間ばかりすぎる。
勇気を持って聞いて欲しい。
でも大事なことは、一度聞いたことは二度聞かない。
二度聞いてもいいけど、「ここまでは教わったとおりやりましたが、その後がわからなくて」とか、少しずつ学習した姿、少なくとも一つ一つの言葉をしっかり聞いて理解しようとする姿勢を見せて欲しい。
大事なのは、目の前の仕事の意味、位置づけなどを自分なりに考えながら取り組もうとすること。ゆっくりでいいから。
最初はわからないだろうから、新人に何か成果を上げてもらおうなんて誰も期待してない。
それよりも、これから一緒に働く後輩がどういうタイプなのか、使えるのかをみんな見てる。
どんな些細なことからでもいい。
自分が所属する部署、周りの人たち、組織にどうやったら少しでも役に立てるかを常に考えて、そして足取り軽く踏み出して欲しい。
今日からは給料をもらう身。
会社は新人を大事にしても、守るわけではない。
あなたを守るのはあなたに対する周りの信頼。
そして待ってても信頼は生まれない。
もうひとつ。
そうやって張り詰めた緊張のまま一週間が過ぎて、ようやく土日を迎えるだろう。
社会人になったら、何より休みが大事。
有り余る時間でダラダラ会ってたような大学の友人たちとは、また違った濃い関係になれる。
そしてそういう付き合いが、自分の母港として、また平日仕事に向かう活力になる。
土日は大事よ。ほんと。
仕事はほっといてもやってくるけど、土日は自分の意識次第。
土日は悔いなく過ごしてください。