入社3年、自分のこれからのキャリアに迷う頃だけど、気にするな
先日誘われて入社3年目の若手たちとランチに行った。
こっちはそれほど意識してなかったけど、彼らからしたら15年も上の先輩。
僕の銀行での新人時代を考えると副支店長ぐらいの歳のおっさんに「お昼行きませんか?」と誘うぐらいだからなかなか度胸ある。
なんでも年上の先輩方とお昼にいくツアーを続けることでいろいろと話を聞いたりネットワークを作ったりしてるみたいで、おもしろい取り組みをする若手たちもいたもんだ。
ということでランチをしながらたわいもない話をする。
といいつつ、こっちはおっさん一人つい張り切って、柄にもなく人生訓や自分の来た道についてやたらペラペラ話してします(まあ、そういう質問をふってくれるからですが)。
会話をするうちに、彼らの心情も少しずつ見え隠れする。
3年目と言えば、ちょうど自分の仕事、周りの環境、社内の状況が見え始めて、仕事本来のおもしろさや組織で働くことのメリットや限界感、そういったものを感じ始め、5年後、10年後自分はどうなりたいんだろうと思い悩み始めるころ。
「お前はいいよ、だいたい行きたい専門決まってるから。でも俺はまだどういう道筋を描くか決まってない」
とか
「今の仕事では、まだまだ専門性を付けられない」
と、若手同士の掛け合いを聞きながら彼らの不安も感じとる。
わかるわかる。
俺もそうだった。
当時、先が見えた気がして、結局思い悩んだ末転職を決意したのもちょうどそのころだった。
でも若者たちよ、大丈夫、気にするな。
不惑を迎える俺自身もまだはっきりと見定まったものがあるわけではない。
と言うと不安を与えるかもしれないけど、正直俺の場合はそうだった。
一応転職して道を変えた後はとにかく一所懸命やったから、というのもあるけど。
でも振り返ると、確かに歩んできた道があって、その道の特徴を見ると、なんとなく自分が歩んできた専門性や向き不向き、好き嫌いが見えてくるし、どれも今に活きているような気がする。
だから大丈夫。
今の関心や情熱に素直に一生懸命やってれば、ちゃんと前進してるから。
もしかするとそのうちより確かな道が見えてくるかもしれないし。
今や社会人40年時代、あんまり早く道を決めすぎても可能性を狭めることになるかもよ。
5年後、10年後を見据えて逆算できないのなら、焦らず足し算していこう。
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