今日は幸せをありがたく噛みしめる日
今年もやってきた。
この日はもともと僕らにとっては嬉しい日。
でも多くの人にとっては悲しみにくれる日になってしまった。
今日は長男の誕生日。
3年前の今日も、家族で誕生日を祝うため、早く帰るねと約束して仕事に向かった。
そして被災。
都心の会社から家までは歩いて42km、家族の身を案じながら、靴ずれに苦しみながら歩き続けた。
夜中の2時に家にたどり着いて、妻子の無事を確認した時は、言葉に表せないほど嬉しさがこみ上げてきた。
翌日は、息子のために外食する予約をしていた。
一応予定通り行ったけど、どこか息子の顔が冴えない。
そりゃそうだろう、嬉しい誕生日であるはずのその日に、恐ろしい津波が襲った光景をテレビで目の当たりにしたのだから。
「誕生日でごめんね。」
6歳になる子供にとっては、そんな日が嬉しい日であることが辛かったようだ。
そんなことはない。
息子は6年前のその日にみんなから祝福されながら生まれてきたんだ。
息子が悪く思う道理なんて、どこにもない。
それからは毎年、息子の誕生日として盛大に祝うことにしてる。
その日もその後も、家族無事でいられることに心から感謝しながら。
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