後悔しない就活のためにシンプルだけど忘れてはいけないこと。
「またか、今週で二度目だ。」
と心の中でぼやきながら電車のアナウンスを聞いていた。
まあいいや、会社に20分ぐらい遅れるだけだし、幸い急ぎの仕事が朝イチからあるわけじゃないし、とおとなしく座っていた。
すると近くで男性が電話をかけ始めた。
「電車が遅延してまして、、」
朝の通勤電車は静かだけど、どこかトゲトゲしい。
だからみんな心の中で「ちっ」と思いながらその電話の主の声を聞いている、そういう空気がなんとなく流れる。
「到着が20分程度遅れる見込みです。お急ぎのところご迷惑をおかけし申し訳ありません。」
いつものアナウンス。本当に急いでる人どれぐらいいるのかなあ。
男性の電話は続く。
「電車が遅れてまして、10時からの面接に間に合いそうにありません。」
おっとー?!
ここにいた。とっても急いでる人。
しかもまずいやん。
何次面接なのか、本命の企業なのかはわからない。
でも、その声は緊張感に溢れていた。
ようやく新宿に着いた。
その男性は、人混みをかき分けて階段を急いで上って行った。
間に合ってたらいいけど。
人生の分岐点ってそうあるもんじゃない。
でも受験、面接など、遅刻してはいけない局面は必ず何度かある。
やっぱりそういう大事な時は、準備、周到、用心に越したことないね。
これでもかというくらい心配性な方がいい。
せめてそういう時ぐらいは。
もしかしたらその子には悔やみきれない朝、小田急が大嫌いになる朝になったかもしれない。
これから面接を控える学生さん、くれぐれもご用心を。
でも人生何が起きるかわからない。
その時は人間万事塞翁が馬。
くよくよしたくなるのもわかるけど、できるだけ早く、しょうがない、と口に出して言おう。
きっと別のいいことがあって、笑い話のネタにできるから。
<関連記事>
・半沢直樹がおもしろくても、銀行への就職をお勧めしない3つの理由 - アラフォー父ちゃん
・こんな就活だと人事は見向きもしてくれない。 - アラフォー父ちゃん
・悩める就活生、社会人への、転職のススメ - アラフォー父ちゃん
・明日新社会人になる方へ。お節介ですが、勝手に親目線で応援の手紙を書いてみました。 - アラフォー父ちゃん
・なかなか面と向かっては言わないけど、本当は先輩社員が新人に期待してること - アラフォー父ちゃん
・社会人人生を順調にスタートするために覚えておきたい5つのこと - アラフォー父ちゃん