地球上で最強の生物は人間か
この前、たまたま見たYahoo!知恵袋での記事に触発されて記事を書いたけど
「人間はなぜ弱者を抹殺しないのか、という質問への回答が秀逸すぎる。 - アラフォー父ちゃん」、そういえば地球上で一番強い生物はなんだろうと考えた。
手を使い言葉を用い、数々の発明や革新を起こしてきた人類。
自分たちで築いた科学技術で、自然にも負けないほどの力を得ている。
その結果、今や地球上に70億人もの同種の生物がいるまでになった。
ヒトが一生に産む子供がどれだけ多くても5人いかない程度の生殖能力を考えると、この増殖ぶりはすごい。
やっぱり今この瞬間だと人類は相当強者ランキングは上位かも。
でもそもそも「強い」って何を持っていうんだろうか。
数量?
いや、それだと昆虫とかのほうが圧倒的に多い。
生殖能力?
それだと一回に何億個もの卵を産むマンボウとか、ヒトははるかに及ばない。
生き残ってきた期間?
これだと人類はまだまだ地球上の生物としては短い部類だろう。
となると誰なんだろう。
以前の子どもとの会話から思いついた話をふと思い出した。
確か地球上で一番生き残ってる生物は何か、という話だった。
そこで話題に上ったのが恐竜の時代からいるゴキブリの存在だった。
その後いろいろ気になって調べてみることにした。
大学時代キャンプ場で素足でゴキブリを踏みつけてしまって以来、大のゴキブリ嫌いなので、とっても気持ちよくない調べものだったけど。
1.何匹いるのか
2008年にあった記事。
「国立虫類環境研究所がまとめたところによると、全世界に生息するゴキブリの生息数がまもなく1兆匹になる」
らしい。。
しかも「国別データでは、最もゴキブリが繁殖しているのは日本の約230億匹で、2位のオーストラリアの2倍近く、、」
世界一やん。。
単純計算で1世帯あたり460匹が繁殖してるって。。
「だが自然界に生息しているゴキブリもいるので実際は世帯あたり200匹程度、、、」
全然なぐさめにならん。
2.いつからいるのか
ゴキブリは恐竜が繁栄する前の古生代(5億年前)からいるらしい。
人間は現生人類と言われるクロマニョン人がたった3万年前。
地球は46億年、それを仮に1年間として、地球誕生を1月1日、2012年の今日を1年の終わりとすると、、
ゴキブリが出てきたのは、11月20日前後、
クロマニョン人が出てきたのは、12月31日の午後11時57分、
西暦が始まったのは、12月31日の午後11時59分48秒
ちなみに人間のこの繁栄の1世紀は、1年が終わる最後のたったの0.6秒。。ああ、はかない。
ゴキブリからしたら人間なんて超新入りなんだろう。
「強いものが生き残るんではない。生き残るものが強いのだ」
という言葉はまさにゴキブリ様のためにある。
地球上で我が物顔に振る舞ってるような人類。でも、実はゴキブリ様の手の内にあるんだろう。
「おお新入りか、今度は君たちが我々の飯のタネを提供してくれるんか、恐竜くんたちは結構がんばってくれたけど結局絶滅したし、まあ長続きするようせいぜいがんばってくれや」
とか言ってるんだろう、きっとゴキブリは。
「ゴキブリ先輩に比べたら我々はまったくのペーペーです。いろいろ地球での生き方とかふるまい方とか教えてください」
さあ、今日も謙虚に奉仕しよう。