アラフォー父ちゃん

仕事、家庭、育児、人生、惑いまくりの名もなき団塊ジュニアのつぶやき

これだから家族はやめられない。主役に寄り添う喜びを感じる日。

思わず涙が込み上げてきた。

そういやいつ以来だろう。

感情移入しやすいので、友人の結婚式ですぐもらい泣きしたり、映画に感動することは結構あるけど、我が事で涙が出るのは久しく記憶がない。

厳密に言えば、今回も本当の我が事ではないけど。

試験日から一週間後、やっと結果発表の日がやってきた。
普通の私立だと翌日には結果がわかるけど、公立はばっちり待たされる。

ほんと待ち疲れた。
期待や不安を通り越して、まあ結果はどっちでもいいかと悟りの境地にすら至る。

と頭では考えてたけど、それすら自分に言い聞かせてる言い訳に過ぎなかった。

娘もきっとずっと不安を抱えてたんだろう。
「いよいよ発表だね」とかいう話題も意識的に避けて、とにかく普段通りに過ごしたがっていた。

朝、出勤前に娘の受験票をカメラにおさめた。

そして、運命の10時がやってきた。
恐る恐る学校のホームページを見る。

5桁の数字が並ぶ。

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「あった!」

でも見間違いかもしれないから二度見。

「やっぱりあった!」

ドキドキしながらその時を家で迎えたであろう、妻に電話する。

「見た?」
「あったね。。」

二人ともなんとなく涙声になってた。

娘は最後までがんばった。
毎日コツコツと努力していた。
試験直後、倍率7倍だし、結果はほんとにわからないので、まずは、そのことを褒めた。

でも、やっぱり嬉しい。
何よりも娘の努力が報われたことが。

そして、毎日寄り添って、時には一緒に問題に向き合ってきた妻。
ただでさえ家事、育児に奔走しながら過ごしてるのに、さらにこの1年はずっと娘に伴走してきた。

妻はストレスを抱えると、寝ている間に髪を引っ張って抜くクセがある。
ここ数ヶ月、特に今日を迎えるまでの数日間は特に顕著だった。

そんな妻が電話の向こうで涙声で喜んでいた。

本当に良かった。
今日は名脇役の努力が報われた日でもある。

ありがとう。