アラフォー父ちゃん

仕事、家庭、育児、人生、惑いまくりの名もなき団塊ジュニアのつぶやき

僕が離婚を決めるたった一つの理由

「性格の不一致」

 

燦然と輝く、離婚の原因、堂々の1位。

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一見、異論を差し挟む余地のないこの理由、でもいつも腑に落ちない感覚が残る。

 

性格が一致してる夫婦はどこにいるんだろうか。
そもそも、性格が一致するってどういうことだと。

 

 

結婚して14年、妻とはそれなりに仲良くやってきた。

だからと言ってけんかが絶えるわけではない。

 

大戦争はたまにしか起こらないけど、ちょっとした紛争や局地戦ならしょっちゅう。

サラサラした関係の時もあればザラザラした時もある。ニアミスも含むと毎日波風が立たない日はない。

 

そして長年連れ添ってるとどうしても理解できない、折り合わない価値観があることも分かってくる。

だから、その意味では価値観の違いや性格の不一致は、永久になくすことはできない。

 

でもそんなの当然。

 

幼馴染ならまだしも、普通出会うのは大人になってから。

 

生まれてから大人になるまで、正直どんな成長を遂げたのか、どういう人に影響を受けたのか、そしてどんな感情を抱いてたのかは知りようがない。

存在すら知らなかった全く別世界の人だ。

 

生まれた瞬間から一緒にいる遺伝子を分けた親や兄弟ですら、あれだけすれ違いが起こる。

価値観が合うと思う方がおかしい。

 

じゃあなんでそんなすれ違いやストレスのリスクを抱えてまで結婚するんだろうか。

 

正直客観的な損得では測れない部分がある。

 

でも、人間が本能的に持っている、異性を愛したいと思う心(種の保存本能でもある)、そして親密な関係を築きたいという無意識な要望(友人もそう)、という否定し難い気持ちから来るのは確かだと思う。

 

一緒に時を過ごし、喜び、悲しみ、怒り、なぐさめ、励まし合う。
それを積み重ねる喜びは言葉では表しにくいけど、きっとそれをみんな求めてるんだろうと思う。

 

仲の良い友人関係でも似たようなもんだと思う。

 

でもそれを一番近い位置で感じ取りたい、そしてそのポジションをずっと得ていたいという相手ができて初めて、結婚という長期的な契約に結びつくんだろう。

 

だから僕にとって、離婚を決める理由は一つしかない。

 

妻を一番近くで看取りたい、あるいは妻に一番近くで看取られたい、その思いがなくなった時、もう一緒にはいられないということ。

 

きっとこれからもけんかし続けるだろう。
文句を言ったり愚痴を言ったりするだろう。

 

でもそんなことも全て長い道のりのちょっとしたイベントだ。

 

互いのゴールに一緒に辿り着くことが想像できる限りは。

 

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