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アラフォー父ちゃん

仕事、家庭、育児、人生、惑いまくりの名もなき団塊ジュニアのつぶやき

「ぼくがいるよ」の作文で文部科学大臣賞を受賞した小学4年生は実はもっとすごかった。

育児・教育のこと

 

最近ネットで出回って感動を呼び起こしている作文、「ぼくがいるよ」。 

第5回の「日本語大賞」での「伝えたい言葉」小・中学生の部で文部科学大臣賞を受賞した作品だ。 

その感動作を作ったのが、森田悠生君、なんと小学校4年生。 

 

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たまたま昨日見ていたテレビで森田君のことがとりあげられていて、落語家さんが実家にインタビューにいっていた。 

 

そこで判明した驚愕の事実。 

 

「ぼくがいるよ」の題材にもなったお母さんは塾の先生。 

「すごいですね」というコメントに対し、「うーん、でも前の方が出来がよかったかな」という反応。

 

 

 

 

なんと、この森田君、第4回日本語大賞でも文部科学大臣賞を受賞していた! 

小学校3年生! 

2連覇よ、2連覇! 

 

どんなにすごいのかと検索したらでてきた作品がこれ、「きっとだいじょうぶ」

 

うーん、すばらしい。 

ありありと情景や心情が浮かび上がって、もはや作家の域。 

確かに個人的にはこっちの作品の方が「作文(というか小説?)」としてはすばらしかった。 

 

(以下、引用) 

きっとだいじょうぶ 

 

今年の夏 ぼくは一人で岩手県八幡平市というところに行った 

 

東京駅から東北新幹線で盛岡まで行く 

そして花輪線に乗りかえて目的の場所までぼくは一人で旅をした 

 

「不安だったら あきらめてもいいんだよ」 

 

お母さんは出発の当日までそう言っていた 

 

ぼくはとても不安だったけれども どうしても おばあちゃんに会いたかった 

 

不安よりもその気持ちのほうが強かった

 

そして とうとう発車の時刻になって ぼくは心配そうに見送るお母さんに手を振った 

 

「ぼくはどこに行くの?」 

 

となりのシートに座ったおじさんがそうたずねてきた 

 

岩手県の八幡平です」 

 

「ずいぶん遠くまで行くんだね おじさんも八幡平には若いころ 行ったことがあるよ」 

 

おじさんはそう言うとぼくを見てにっこり笑った けれどもぼくは黙っていた 

 

色の濃いサングラスが少し怖かったからだ 

 

新幹線に乗るのは初めてではない でも 東北新幹線に乗るのは初めてだった 

 

八幡平で民宿を経営しているおばあちゃんのところにはいつも自動車で行っていた 

 

時々 東北自動車道から新幹線が走っているところを見たこどがあるけれど その新幹線に今はぼくが乗っている なんとなく不思議な感じがした 

 

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外の風景が山と田んぼばかりになったころ 車内販売がやってきて  

 

となりのおじさんはビールとおせんべいとチョコレートとオレンジジュースを買った 

 

「ぼくからのプレゼント はい どうぞ」 

 

おじさんがチョコレートとオレンジジュースをぼくに買ってくれたということよりも おじさんが自分のことを「ぼく」と言ったことにぼくは少しおどろいた 

 

ぼくはお礼を言った 

 

今思うときっと小さな声でおじさんには聞こえなかったと思う 

 

おじさんはビールを飲みながら新聞を読み始めていた 

 

お父さんやお母さんが読むふつうの新聞ではなくて ちょっと変な新聞だ 

 

ぼくはとなりのおじさんがいい人なのか そうではないのか よくわからない感じがした 

 

「ぼくは盛岡でおりるんだろ」 

 

突然 そう声をかけられてぼくはびっくりした 

 

「岩手の人はね 岩手山が見えると『きっと だいじょうぶ』って気持ちになるんだよ」 

 

おじさんは窓の外を指さして 

「今日はくっきりとよく見える」と言った 

 

大きな山が窓の外にはっきり見えた そういえば お母さんも同じようなことを言っていたことをぼくは思い出した 

 

おじさんとぼくは盛岡駅で新幹線をおりた 

 

おじさんは宮古に行くと言った  

 

津波で家を流されてしまったけど家族は無事だったと教えてくれた 

 

そしてさいごに 

「きっとだいじょうぶ ちゃんと目的地に着けるよ」とぼくの頭をやさしくなでてくれた 

 

『きっと だいじょうぶ』その言葉はぼくの心の中に強くひびいた 

 

(千葉県 小学3年 森田悠生) 

 

ちなみに、この天才少年森田君、インタビューしてみると、どこにでもいるふつーのドラゴンボール好きの男の子。 

 

でも物書きの才能はやっぱり天性のものらしく、今度は小説に挑戦するとか。 

 

 

森田悠生くん、今後要チェックや。

 

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