どうした!?品川、たまにはええこと言うやん。
今日は10月19日、一足早いけど、週末なので妻の誕生日祝いをした。
秋晴れの中、家族でぶらぶらと歩きながら、近所のフレンチレストランへランチに。
感情の浮き沈みの激しい妻、ここ最近は子育てに振り回されていてスランプ状態。
なかなか浮いた感じの日がないけど、せっかくの陽気だし、家族でいつもよりもちょっとしゃれたところに行くことにした。
僕ら夫婦も、アラフォーど真ん中世代。
やっぱり妻は、年々張りをなくし、シワが気になる肌になってきていることに、気分は沈む一方。
ましてや子育てに追われてそんなことに気を遣う余裕もなく毎日ヘトヘトになってるし。
そんな気分だけに歳を重ねていくことに抵抗感を持っている。
まあ、女性的には普通に沸き起こる感情なんだろう。
男目線では、「別にそのまま年相応でやって行けばいいんじゃない?」と思うけど、軽々に言っては寒い感じになる。
ただ、今日はいつもと違ったしゃれた感じの誕生会。
ゆっくりと料理を待ちながら、子供達の様子を見つつ会話するひと時、これはなかなかの癒しだった。
思えばベトナム時代を除けば、結婚して大半の時期は小さい子を抱え、なかなか行動もままならなかった。
しかも今一番の悩みの種の末っ子ちゃん。
迷惑をかけやしないかといらぬストレスになってしまって、余計外出が遠のくことが多かった。
それが今日はあまり大騒ぎしづらいこのレストランで、神妙に騒がずに座ってる。
そう、こんなところに家族で行けるようになったこと自体、うちの家族的には画期的だ。
「こういう場所にこれるぐらいに落ち着いてきたね。成長してきたね。」と夫婦二人でささやかな喜びをかみしめる。
それと同時に、少しずつ大きくなって行く子供を見ながら、「ああ、このかわいい時代は二度と戻ってこないんだなあ。」という切なさもこみ上げる。
来年の今頃は、長女は中学生で末娘も年少さん、その次は弟の方ももう小学校最終学年になる。
この一年一年が、いいことも悪いことも含め、子供達にとっては大きくかけがえのないものになっていく。
そう考えると僕らがこれから毎年重ねていく一つ一つの年齢には、もはや大した意味はない。
むしろ大して意味のないものにしてくれている家族のありがたみを思い知る。
この前バラエティを見てたら、珍しく素敵な言葉を吐いていた品川のことが紹介されていた。
「家族を持つと、人生の2週目を楽しめる。」
誕生し、歩き出し、言葉を覚え、いろんなことができるようになり、そのうち友だちとの濃い生活が大切になり、勉強や習い事で格闘し、一つ一つ卒業を重ね、大人に近づいて行く。
その毎年の軌跡を間近に見守り続けることができる。
なかなかいいこと言うねえ、品川。
またこうして家族一緒に階段を一つ登れることが嬉しい。