アラフォー父ちゃん

仕事、家庭、育児、人生、惑いまくりの名もなき団塊ジュニアのつぶやき

お年頃の娘とどう付き合うかはいつだって父親の大きな悩みごと

ティーンエイジャーにさしかかる長女のこと。

 
そろそろ父親としての距離感が気にかかってきた。
 
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今6年生。
風呂上がり、こっちが少しずつ気にかけるのもお構いなしで、フラフラと無防備に家の中を歩くあたり、まだ子供っぽさが抜けない。
 
でもこの前の修学旅行での定番の夜の話になると、「クラスのイケイケグループは男子の部屋に乗り込んで、、」とかいう話が出る。
 
地味ぃずの娘はもちろん「じゃない方」のグループだけど、そういった話題が自然に出るあたり、6年生なりの男の子と女の子の関係になってきてるんだろう、と懐かしい。
 
こういう話は男親がしゃしゃり出て直接的に教えられるようなテーマじゃないけど、親としては公式、非公式にどんな情報をどの程度仕入れてるのか間接的には知っておきたいのが正直なところだ。
 
いつか地雷を踏んで、「お父さん嫌い」とならないためにも。

 

 
そんな中、僕自身ひそかに期待してるのが、小説だ。
 
娘の取り柄を一つあげろというと、まず思い浮かぶのが読者好き。
とにかく暇されあれば目の前にある本という本を読んでいる。
 
これまでは図書館や小学校で置いてあるような児童書をひたすら読んでいたが、最近は大人が読むような小説にも手を広げつつある。
 
最近の父娘のはやりは、重松清
 
ドラマにもなった「とんび」などが典型的だが、家族もの、特にお父さんの目線、子供の目線の作品が多く、しかもその細やかな描写が思い切り僕ら世代の親子の琴線に触れる。
 
特に子供目線の作品は実際に子供にも読みやすいのか、この間、ある作品が4年生の教科書に載っているのを見つけて、それ以来親子共通の愛読作家になっている、
 
でも、一つ難点があるとすれば、その素晴らしい描写力であぶり出される現実の世界。
 
いじめ、転校、離婚、親子のいさかい、サラリーマンの悲哀、援助交際、親の死、人間関係の悩み、人生の後悔など生々しい設定が多い。
 
最近は娘の方が先に読むことの方が多くなってきたけど、後で読み進めてから、「おっと、こんな話を読んじゃったのか。」と複雑な気持ちになることも。
 
性教育はじめ大人や社会の話は、親子間ではずっとタブーで育ってきた妻からすれば、そんな話題に近づけること自体どうかしてるぜって感じらしいけど、でもこれからどんどん会話の糸口が減りそうなパパにとっては貴重な接点だ。
 
似たもの同士の僕と娘。
 
必要以上に喋るわけでもないし、感情もあまり表に出す方ではない。
だから、読んだ小説について語り合うことも特にない。
 
でも娘が読んだ同じ小説を読みながら、娘はどう感じたのかなあ、と思いを馳せながら、勝手に分かり合えた気でいる。
 
そんな距離感が今のところ僕には向いてるかもしれない。
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