圧迫面接を乗り切る方法
新卒社会人が頑張ってる頃、同じく来年の新社会人を目指した就活生たちも佳境を迎えつつある。
今朝の日経で、圧迫面接のコラムが乗っていた。
社会人になってもう十数年、随分面の皮が厚くなったからか、「なぜ?」「どうして?」を繰り返される面接を圧迫と考える学生も少なくないと知って、驚いた。
冷静になれば理由を聞かれるのは至極当然なんだけど、やっぱり面接官を前にどうしてもアウェー感覚満載になるだけに、冷静ではいられなくなるんだろうか。
実際、ある会社の人事部に移ってまさに採用をやってる大学時代の友人は、「どんな面接すんの?」と聞いたら、「なんでそう思うの?って繰り返す」と言ってた。
まあそいつは顔怖いし、声低いし、そんな奴から繰り返されたら学生からすれば「圧迫」と受け止めるのも無理はない。
でもその質問、別に圧迫でもなんでもなくて、実に自然かつ効果的な質問なのよね。
だって仕事を始めたら、なぜ売れ行きが悪いのか、とかなぜこのプレゼンは受けが悪いのか、なぜこの意見が通らないのか、とか「なぜ」のオンパレード。
要はいかに原因を突き詰めながら、対策や改善を考えられるか、仕事って結局その連続。
これから一緒に働くかもしれない学生さんたちが、「いやあ、よくわかんないです」とか、「まあ、細かいことはいいんじゃないですか」、みたいなことばかり言う奴だったら、正直がっかりするし「こいつと仕事しても役立たんな」と思うかも。
だから「なぜ」というのは当たり前に求められること。
それを乗り切るにはどうするか。
僕自身は人事でもないし、リクルーターぐらいしかしたことないからあまり偉そうなことは言えないけど、たぶん面接官の人たちはそれこそとても多くの学生さんたちを相手にするし、みんなのエントリーシートを見て大体の見当はつけられるだろう。
そうすると最初の自己アピールや志望動機なんかは、どれだけ磨いてもよほどのことがない限り、響くものはないだろう。
最初に綺麗な言葉はいらない。
むしろそこから始まる「なぜ」「どうして」の質問から、どんな思考回路を持っているのか、会話の過程でどういう考えをどのように伝えるのかを見てる。
だから、あえて突っ込みどころを与えてみたりして、「しめしめ、食いついた。」「はい、その質問来ました!」ぐらいで臨む方がよっぽどいい。
そして強面のおじさんたちがいたとしても、発する言葉はごく当たり前のこと。
「なぜ」「どうして」なんて、小さい幼児でもいうこと。
「どうして空は青いの?」とか「どうして雨が降るの?」「どうして?どうして?」
なんてことない。
あなたを知りたいから発する言葉に過ぎない。
小さい子供相手だと「こんな答えをしたら受けるだろうか、とか馬鹿にされるだろうか」とかは気にしない。
それと同じで、少々怖そうなおじさん相手でも素直に思うこと、考えをぶつけたらいい。
その方が悔いがない。
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