これまでストレスに感じてたことが、突然幸せなことに見えてくる驚きの事実
昔からストレスは感じやすい方だったのかもしれない。
思えば子供時代、人前に出るのがものすごく嫌だった。
すぐ顔が赤くなるので、それをからかわれたりしてもっと嫌になったりした。
何のきっかけか忘れたけど、中学時代、全校生徒の前で発表する機会があって、随分前から憂鬱だったのを思い出す。
当日、肝心の内容は全く覚えてないくせに、発表中に演台に置いた右手が不自然でないか、下ろした方がいいのか、そんなことばかり気になっていたのを思い出す。
ストレスを感じると、変なところで自意識過剰になる。
社会人になって、経験を積むにつれ、そういう未熟さも減ってきたけど、なくなるわけではない。
最近、あーやっぱり本質的には変わってないなと思わされることが何度もあった。
三月から異動して、これまでとは別の仕事に、また新しい人間関係の中でもがいてる。
慣れていないせいか、何か説明する時、無意識に汗がどっと出る。落ち着きがないように見えるから嫌なのに、緊張状態にあるからか汗は止まってくれない。
もう40近くになるのに。。社会人としてそれなりに経験を積んでるはずなのに、とちょっと自己嫌悪になったり。。
そんな時、家に帰ってたまたまつけた番組で、スタンフォード大のケリーマクゴニガル教授のプレゼンテーションを見た。
目からウロコ。
あまりにタイムリーに自分を救ってくれる内容だったので、シェアしたい。
How to make stress your friend
それまでケリー先生はストレスを悪と捉えていた。ストレスをできるだけ少なくすることが幸せにすると。
でも、驚くべき実験結果が彼女の考えを変えた。
人間、ストレスを感じると心臓がドキドキする。ただ、それをストレスと思うかで体の反応が異なる。
それは、血管の収縮。
なんとストレスと思っていない人は、同じストレスを感じ、鼓動が早くなっても、血管が収縮しないことが判明。
それは何を意味するか。
つまり、血液を全身にくまなく送りこんでくれている。特に脳に酸素をたくさん送り込んでくれることで、準備を促してくれている。
つまり、それは恋人を前にしてドキドキするのと同じくらい、新陳代謝を促して体をより健康な状態に導いてくれている。
そして、ストレスを感じる時、人間はもう一つ大事な反応を示している。
それはオキシトシンの分泌。
最近、健康面で注目されているこのホルモンは、母親が子供に母乳をあげる時や、大事な人とハグする時にでる、愛情ホルモンらしい。
このホルモンのすごいところは、周りの人たちを大切に思い、支え、支えられようという気持ちを起こさせる。
そう、ストレスを感じる時こそ、僕ら人間は周りの人への愛情を高め、協力しあえる気持ちを高めることができる。
ストレスは自分にとっていいもの。
そう思うことで、僕ら人間は試練に打ち勝つ力を持っていること、自分一人じゃないと感じられるようになる。
確かに震災の時なんかを考えるとそうなのかも。
ストレスは、僕ら人間を守ってくれるありがたい存在なのかも。
そう考えられればこんな幸せなことはない。
これから少々緊張して汗をかいても、それをただで健康になれる良薬だと思うことにしようと思う。
- 作者: ケリー・マクゴニガル,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/10/20
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